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糖尿病
糖尿病予備軍ではありませんか?
日本人の成人6人に1人が糖尿病または予備軍とされています。血管を傷つけ、放置すると眼・心臓・腎臓・脳などに影響を及ぼします。最初の段階が糖尿病予備軍(または境界型糖尿病)といいます。初期は自覚症状がなく進行します。当クリニックには専門医が在籍しています。健診で指摘を受けた方は、ぜひ早めにご相談ください
以下の症状のある方は糖尿病外来にご相談ください
原因
糖尿病は、インスリンの分泌不足や働きの低下により、高血糖が続く病気です。食事で摂取した糖質がブドウ糖となって血糖値が上がりますが、インスリンが適切に作用することで血糖値は下がります。この調整がうまくいかない状態が糖尿病です
診察・検査
治療
糖尿病治療は新薬や適応拡大により大きく進化しています。当クリニックの専門医が適切なアドバイスと治療を提供します

逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃酸などが食道に逆流して粘膜が炎症を起こす病気で、胸やけや呑酸(酸っぱい液が上がる感じ)などの症状が見られます
原因
加齢による亀背、肥満、妊娠、早食いや暴飲暴食、喫煙、過度な飲酒、高脂質食などが原因となります。治療は生活習慣や食事の改善が基本で、必要に応じて薬物療法も行われます
診断
バリウム造影や内視鏡検査が用いられます。特に内視鏡で粘膜や食道裂孔ヘルニア、炎症の有無を直接確認し、正確な診断と治療方法を案内します。

食道がん
食道がんは粘膜の上皮から発生し、日本人では90%以上が扁平上皮がんです。60代に多く、男性は女性の約5倍。リンパ節転移や周囲臓器への進展が起こりやすく、消化管がんの中でも予後が悪いのが特徴です
原因
主原因は喫煙と飲酒で、日本人に多い扁平上皮がんと特に関係があります。飲酒により生成される発がん性物質アセトアルデヒドを分解しにくい体質の人は、発症リスクが高まります。
診断
まずは上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で発見と診断を行います。その後、病変の範囲や程度などの精査のため血液検査、バリウム検査、CT検査などを行う ことが一般的です。
治療
進行度や体の状態により異なりますが、早期発見が何より重要です。ステージ0期なら内 視鏡的切除術での切除が可能ですが、進行すると手術や抗がん剤による負担の大きい治療が必要になります。

胃・十二指腸潰瘍
胃潰瘍は胃粘膜が炎症で深く傷ついた状態で、ストレスや胃酸、ヘリコバクター・ピロリ菌などが原因です。十二指腸潰瘍も同様で、主に胃酸による粘膜損傷が原因です。上腹部の痛みや出血があり、悪化すると十二指腸に穴が開くことや腹膜炎を起こすこともあります
原因
以前はストレスや胃酸や塩分の過多が主な原因とされて いましたが、現在はピロリ菌感染が重要とされています。鎮痛剤やステロイドの長期使用も原因となることがあります
診断
上部消化管内視鏡(胃カメラ)で潰瘍の有無や位置・状態を確認し、原因も調べられます
治療
原因がス トレスや暴飲暴食なら生活習慣の改善と薬で対応します。ピロリ菌感染があれば除菌治療を行い、出血がある場合は内視鏡での止血や入院が必要なこともあります

胃がん
胃がんは胃の粘膜の細胞ががん化し、無秩序に増殖することで発生します。放置すると徐々に深く広がり、他の臓器にも侵入する可能性があります
原因
加齢、ピロリ菌感染などが挙げられます。 また、遺伝性も指摘されています。
胃の粘膜にピロリ菌に感染する事で慢性的に炎症が起こり、炎症による粘膜の変化「萎縮性変化」が起こります。この萎縮性変化が起こった粘膜を母体として胃がんが発生すると言われています
診断
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を行い、胃がんの存在を確認します。また、がんの色調や表面の模様を観察し、組織検査を行い診断を行います
治療
がんのステージや性質、体調に応じ検討します。胃がんは粘膜内にとどまる「早期胃がん」と、粘膜下層を越える「進行胃がん」に分類され、早期なら内視鏡的切除術で の切除が可能です。進行すると手術や抗がん剤が必要となり、治療の負担が大きくなります

大腸ポリープ・がん
大腸ポリープは粘膜にできる良性の突起ですが、一部はがん化する可能性があります。大腸がんは粘膜から発生する悪性腫瘍で、ポリープから進行する場合もあります。いずれも内視鏡検査で早期発見・検査が重要です
原因
加齢、遺伝、生活習慣が関与し、大腸がんは喫煙・飲酒・肥満などでリスクが高まります。特に女性は加工肉や赤肉の摂取にも注意が必要です。家族に家族性大腸腺腫症やリンチ症候群など大腸がんの既往がある場合も発症リスクが上がるため、早期の検査が重要です
診断
早期発見には下部消化管内視鏡(大腸カメラ)が有効です。便潜血検査が陰性でも出血見落としがあり、初期がんは無症状のことが多いため、検査に頼りすぎず積極的に内視鏡検査を受けましょう
治療
無症状でがん化の恐れがなければ経過観察し、症状やがん化の可能性がある場合は切除します。がんと診断された場合は進行度に応じて内視鏡、手術、化学療法などを行い、早期なら内視鏡的切除術でのがん組織のみの切除が可能です。しかし進行すると入院での手術や抗がん剤治療と長く負担がかかります。

脂質異常症
血中のコレステロールや中性脂肪が異常になる病気で、動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます
原因
肥満や運動不足、喫煙に加え、高脂肪・高カロリーな食事やビタミン・ミネラル・食物繊維の不足、過度な飲酒などが原因で、特に動物性脂肪や油分・糖分の過剰摂取に注意が必要です
診断
空腹時の血液中に含まれる脂質の値が重要なため、血液検査を行いLDLとHDLの2つのコレステロールの値と、中性脂肪の値を測定します
治療
まず食事や運動による生活習慣の改善が基本で、効果が不十分な場合は薬物治療を行います

メタボリックシンドローム
内臓脂肪の蓄積に加え、高血圧・空腹時の高血糖・脂質異常がみられる状態で、動脈硬化を進め、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます
原因
運動不足や偏った食事、睡眠不足、ストレス、喫煙など生活習慣の乱れが原因で、特にカロリーや脂質・糖質・塩分の多い食事に注意が必要です
診断
腹囲・血圧の測定と血液検査を行い、診断後は必要に応じて腹部超音波や血糖値の変動を調べるブドウ糖負荷試験などの精密検査が行われます
治療
食事・運動による内臓脂肪の減少が基本です。併発する生活習慣病もあわせて検査・治療します